ハスカップ市民福祉情報 

ホームヘルパー全国連絡会はこのほど、18項目から成る「安心して暮らせる介護保障を目指す提言(案)」をまとめた。
【関連記事】
現状維持か、引き上げか。公費負担をめぐり議論―介護保険部会 
高齢者単身世帯の生活支援、「報酬改定で具現化」―長妻厚労相 
「生活援助を介護保険から外さないで」―市民団体が集会 
訪問介護員、「生活援助」ができない? 
訪問介護の生活援助、必要に応じ「日中独居」でも可能−厚労省が通知 

 提言案には、▽介護保険の1割負担をなくし、利用料は無料とする▽介護予防は地域支援事業に基づく介護保険財政と切り離し、一般財源化する▽院内介助の一律・機械的な規制の実態を早急に是正する▽法整備が整わない中で、痰の吸引や胃ろうの一部などの医行為を介護職に担わせない▽身体介護と生活援助の区分を一本化する▽同居家族がいる場合の訪問介護サービスなどに対する利用制限を撤廃する―ことなどが盛り込まれている。

■「ホームヘルパー全国交流集会」で発表後、厚労省

 提言案の詳しい内容は、9月20日の「第10回ホームヘルパー全国交流集会―語ろう介護実践! 伝えよう介護現場の声!―」で発表される。同連絡会では、提言に会員からの意見を盛り込んだ上で、厚生労働省老健局に提出する予定だ。
 20日の交流会では、北海道や茨城県、石川県のヘルパーらが、現場の実態などについて報告するリレートークや、ターミナルや認知症高次脳機能障害などをテーマとした分科会も開催される。参加希望者は、同連絡会ホームページの参加申込書に必要事項を記入の上、ファクスで申し込む。参加費は会員1000円、一般1500円。
( 2010年09月13日 21:14 キャリアブレイン )