「治せ認知症」

 今日の夜のNHK総合9時からの「NHKスペシャル」だ。
「治る認知症」と聞いて期待したら、岡山県の79歳の男性はかなり急に症状が出た。頭を打ったのだと言う。それは外傷が原因なのだから医者や家族が気づかなければならない。認知障害が出ていても原因がわかりやすい。脳の画像診断で「正常圧水頭症」と言うらしい。
 現在の認知症という概念がいけないのだと思う。
 「外傷による認知障害」など、なんで医者がわからないのだろう?うちの近所のおじさんも、頭を打ったあと半年以上たって内出血が出て、急いで手術をした。頭を打ったら気をつけるなんて、初歩的すぎるぐらい。
 それを今更「適切に診断できて治る認知症」なんて、寝ぼけている!怒り心頭!NHK、あかんよ「なおせ認知症」は誤解を招く。
 レビー小体型認知症、これは確かに「よくみつけたなあ〜」という感じもする。ようやくアルツハイマー病と区別がつくようになり、薬もケアもわかってきた。

 アルツハイマー病。ここからだ、本論は。
 脳が萎縮する。薬はアリセプト。進行を遅らせても止めることはできない。薬の開発は世界中で進められている。
 レンバー。アミロイドベータ。タウが神経細胞の中に溜まる。このタウを分解する薬。治験を受けている男性が登場。 321人が参加し、症状がおさまり、この男性も明るくなり、治験に参加できて、喜んでおられる。
 ついで、アルツハイマー病の予防。PETでアミロイドベータの蓄積を調べる。バックナー教授。アミロイドベータがたまり始まるのは認知障害発症の20年前だと言う。生活習慣病を予防する。それがアルツハイマー病の予防でもあるらしい。
昨日、高見会長さんが「昔、アルツハイマー病なんていう病気があったなあ」と過去になる時代が来るだろうと。