Eテレ「今日の料理」追加「ニッポンおいしい手仕事」

 内容は「実山椒の佃煮」
 もう一つおかしいところがあった。
「実山椒の鮮度の見分け方」で「新しい実は、指先でつぶすと、中が白い。若い。ゆで時間は1分。
一方、つぶすと中が黒いのは、時間がたっている。4〜5分ゆでる」
 これは変だ。
 未熟な実は、中が透き通っている。良い加減だと思う。そのまま木になっていると、中が白くなって、固くなってくる。早くとらねば。
 いくつか取り残したのが、夏まで木に残ると、茄子をゆでて山椒和えにするために、取ってきて、すり鉢でするが、中はまだ白い。
 秋になると中が黒くなるのだ。つまり、もう山椒の種だ。
 実が赤くなったら鳥に食われて遠くや近くに運ばれて、種になって生えてくる。「うちの山椒は鳥が運んで来た」と言っているおばちゃんがいる。
 そういうことを調べないで番組を作ると、他の番組まで「本当かな?」と疑いたくなる。