「紫陽花の会」作業療法士の話

 作業療法士の養成学校に通っていて、来春に国家試験を受ける人が話す。
 「理学療法士は、寝返る、起き上がる、立ち上がる、歩くなどの、日常生活を行う上で基本となる動作の改善を専門にします。
 作業療法士は、指を動かす、食事をする、入浴をする、など、日常生活を送る上で必要な機能回復をサポートします。」なるほど。
 「病院に実習に行きました。作業療法士は、その人が退院する前に、自宅を見に行きます。門から玄関に行く時の段差、家に入る階段は、1段がどのぐらいの高さで何段あるか、調べて、退院までにその階段が上がれるように訓練します。家の中も、調べます。どこに寝ているか、トイレがどこにあるか、その場所に合わせて、家で暮らせるように訓練をします。」
「夫も病院でリハビリの時に『家に入る階段はどんな高さか?』と聞かれたわ」と私が言った。
 なるほど、なんとなくわかった。
 「ベテラン」ヘルパーさんが言う。「わかった〜、言うて、一晩寝たら忘れるよ」
 「そんなら、帰ったら、ブログに書いておくわ」と私が言うと、「また、見せてな〜」と先輩があてにする。みんな「たたかうおばあちゃん」の大切な読者だから、しかたがない。
 今月はばあちゃんの命日なので、冊子「たたかうおばあちゃん118」には「ばあちゃんの似顔絵」を復活させて、思い出も入れておいた。懐かしいで〜。