稲刈り

 また明日から秋雨前線と台風25号の予報なので、稲刈りをすることになった。
 朝9時に出て田んぼに行く。
畦にかぶさる稲を起こすための杭と紐を片付けた。
息子はコンバインを取りに帰った。
 私は田んぼの隅っこを刈る。
長雨でぬかるんでいる。隅っこどころか、一辺を5列以上そっくり刈ったりした。
 お隣の田んぼもぬかるんでいる。コンバインに刈ったもみが詰まったらしく、農機具やさんが来ていた。どこも稲刈りしたいので、農機具やさんは引っ張りだこらしい。順番待ちだ。
 うちもつまりかけてはコンバインを止めて、中から稲を引っ張り出していた。
 小さい田がすんで、次の田んぼに入った。
曲がった田んぼだし、ぬかるんでいるので、くるくる回って刈るというわけにいかず、行っては戻り、ぬかるんでいるところは手で刈る始末。
 三番目の田んぼまで終わり、息子は籾の袋を軽トラックで運んだ。25個あった。
 私は杭を5本から10本ずつ束ねて、倉庫に入れた。息子がまた来てコンバインを積んで一緒に帰った。
 6時10分、11565歩。
乾燥機に籾を入れた。4時間、水分14.5%に設定する。
7時だった。
 くたびれた。
猪が来て、畦とおいてを踏んで、グチャグチャだった。その結果、溝を埋めていたから、田んぼが乾かないのだ。
休耕田も踏んで、耕したみたいになっていた。
隣の田んぼの奥さんも鎌で刈っていた。
「百姓したことの無い人にはわからないよね」と言うと、彼女も「機械が刈るんやろ?と言われる」と言う。機械ではできないことがあるんよ。