市役所に訊きに行く「ショートステイを利用できる日数」

 今日はつどい場さくらちゃん主催の学習会がある。ついでに市役所に訊きに行くことにする。市役所ねぇ〜、ず〜っと前から市民なのになんで「心うきうき」しないのだろう?選挙権はあるのだから、小さくなる必要はない、堂々と行けばいいのに、ね。市民税を払っていたかな?農業所得が少ないというより、お米を作れば赤字なので、所得税は払っていない。市民税も非課税かも?でも、山と家の固定資産税は市に払っているし、もっと昔は給与所得で税金を納めていたから許してもらおう。
 市民会館の隣の横の出入り口から市役所に入ると「介護保険グループ」はすぐだ。「課」が「グループ」と呼ばれるようになったのだろうか?なんか、耳慣れない。低い声で静かに低姿勢でお願いに行く。「介護保険ショートステイを利用できる日数について教えてください」と言うと、窓口の人は、ばあちゃんの名前を訊いてデータを出すと同時に、担当の若い職員さんと二人で戻ってこられた。
「ばあちゃんは今度、要介護2から4になりました。それでも、使えるショートステイの日数が増えないそうですが、それは何故ですか?」と尋ねると「国の基準がある」と言われた。「それを書いてある文書を見せてください」と言うと、コピーして持って来てくださった。
「ウ その他の条件
 連続して30日を超えない利用であっても、短期入所サービスは在宅生活を継続していく上で利用するサービスであることを踏まえ、居宅介護支援事業者の運営基準上、介護支援専門員のケアプラン作成にあたって、利用者の心身の状況等を勘案して特に必要と認められる場合を除き、短期入所サービスの利用日数は、要介護認定等の有効期間の概ね半数を超えないようにする必要がある。
『{おおむね半数を超えないという目安について}(平成12年12月8日・老振第82号)
 個々の利用者の心身の状況やその置かれている環境等の適切な評価に基づき、在宅生活の維持のための必要性に応じて弾力的に運用することが可能であり、要介護認定等の有効期間の半数の日数以内であるかについて機械的な運用を求めるものではない。」
 これだ。もっと、わかるように書いて〜。法律か何かわからないが、難しい。否定文か?二重否定か?
「国の基準です」と言われた。泣きついていく戦術でいく。「在宅でやりたいからやっているわけではなく、うちも入所を申し込んだら、100人待ちなんです。ばあちゃんは動くから目が放せないんです。この前も玄関で『この車に乗せてもろてもよろしぃか?』と言っているので、見るとパトカーだったんです」と言うと...普通のさくら会のメンバーなら笑うのだが...市役所さんは真面目なので笑ってくれない。事務をとっている職員さんも、皆、真面目に自分の仕事に没頭していて、笑ってくれない。市役所で笑ってもらうほうが無理かな?
「たたかうおばあちゃん45号」を2冊出して「読んでみてください」と渡す。「あ、1冊でいいです。順に読みます」と言われた。
 結局「機械的な運用を求めるものではない」と明記されているので「利用する施設と交渉してみてください」と言われた。「ばあちゃんの在宅生活を維持するためには、私も自分の仕事ができる時間が必要であり、その理由が適切であれば認めてもらえるということ」か?