まるちゃんのスピーチの原稿

 まるちゃんが7日のスピーチの原稿を送ってきた。ロータリークラブの週報に載せるのだ。当日話したのとは、似ても似つかぬ内容に化けている。当日は冗談とアドリブで私と夫をさかなにして、皆を笑わせていた。まるちゃんは口が悪いが、文章は美辞麗句。うひょ〜、すごい!内緒で転載する。    
 つどい場「さくらちゃん」って何者?
 誰でもが、つどえる<場>・泣ける場・笑える場・学べる場・生きる場、それが、
       ーーつどい場[さくらちゃん]ーー
人が生きてゆく中で、”支えられる人”・”支える人”その又外側で”支える人”
介護保険」がはじまって、良い面も多く生まれ、助かった人、救われた人が多く出たことも事実でしょう。しかし、この「制度」が及ぼしたもう一つの事実は、家族の介護力を弱め、施設入所希望をする家族を増加させたように思います。確かに、核家族・共働きの中での「遠距離介護」「老老介護」−不本意ながら、家族の介護を他人の手に委ねなければならない場合もあるでしょうがーしかし、「介護保険」が「在宅介護を支援する」を主眼に歩んで来ていれば、”家族”は"本人”が望む<わが家>で人生を終えるサポーターになれ、その後のその人の人生が変わっていたかも...
 介護の世界は、まるで流行のように「ユニットケア」次に、「小規模多機能」−−
<地域>だ<在宅>だ。「在宅介護を支援する」でスタートしたはずの「介護保険」で本人の笑顔を消し、こころ・思いある介護者の心身を病みさせ、仕事にしている人たちからやりがいを奪い・・・「制度」とは何でしょうーーー”今”ここで生きている本人の"心の豊かさ”に添えているのでしょうか?
誰の手も借りず、自分の望む場で、自分の生活がず〜っと続けて生きて、逝けるなら・・・明日の”運命”はわかりません。
 マスコミはこぞって来年からはじまる「団塊」世代の定年の話題。−−誰かに必要とされている自分探しーーー今までに無い形のものが生み出されて行くかもしれない。多様な選択肢があるのが望ましいが、本人・家族にとって「安心」「安全」そして望むべくは、可能な限りの「自由」のある、「生活」のあるものであってほしいです。
 来年3月にやっと、4年目になる、つどい場[さくらちゃん]が何が出来るのか・・・日々、問いかけながら歩んで行きたいと思います。本当に、「介護」の世界は暗い、もっと明るくしないと介護されている本人はつらいよ。「人は人に関わってはじめて人になる」−−−人間が好きです。だから、<つどい場>です。もっと沢山いろんなところに<つどい場>が出来て、みんなが元気になればいい!!
 「有馬ロータリークラブ」さんとの<出会い>をいただけた12月7日の雨の夜。「有馬グランドホテル」さんの温泉場の窓から見えた墨絵の世界、温泉の快適さ、お料理の美味しさ、そして何よりの徹底した”サービス”の心地良さ・・・この中での、「定例会」お一人、お一人がかもし出される落ちついた雰囲気の良さ・・・貴重な体験をさせていただいたことに、深謝です。
 本当に、ありがとうございました。
是非、西宮市戸田町にあります、つどい場[さくらちゃん]へおでかけくださいませ。こころよりお待ちしております。
                        平成18年12月10日 
                       つどい場[さくらちゃん]
                         丸尾多恵子ことまるちゃん