「ケアの基本」第2回目のふりかえり

 「食事介助のための基礎知識とアセスメント」きざみ食が一番危険。病院が一番あかん。ケアに関心がない。頭の中は石器時代だ。普通食を食べさせながら、この人はこの大きさ、この人にはもう少し小さく...ミキサー食は流動食で誤嚥する。ここらへんがむずかしいし、繊細で、おもしろいところなんだ。
 検食すると、ムース食がおいしい。普通食よりおいしい。固めるときにだし汁でとじるからおいしい。栄養師のプロ根性がすばらしい。
 画面は「さばの焼き魚」これが普通の「焼きさば」職員が食べさせながらほぐして出す。これは「きざみ食」調理のときにほぐして、塩分なしのだし汁を加えてしっとりさせて「魚」の型に入れる。塩分があるとむせる。これは「ムース」もっとつぶしてとじると、つるつるのプリンみたいになる。次は「鶏肉ごま味噌だれ」の普通食、一口大。きざんで型に入れ「ミキサー食」次は「鮭」じつは鮭が一番パサパサ。鮭のムース食は鮭そのものよりうまい。これはだし汁効果で「食べてもらってなんぼ」の栄養師のこだわり。
 ところが勘違いしないで。全部食べてもらう必要はない。「食べて、あと一口だから」と言っても口を開けないのは、もしかして誤嚥してるからかも知れない。むりやり口を開けさせ、放り込むのは誤嚥をさせることにつながりかねない。
 「摂食・嚥下のメカニズム」
 「アセスメントのための基礎知識」老化にともなう摂食・嚥下の機能低下の原因 「むせ」がおこる時期と考えられる問題
 嚥下造影の動画を見る。口に入れたまま、ごっくんできない人。口から食べたら誤嚥して死んでしまう場合もある。こんなときは「胃ろう」が必要になる。
 ある人の例。「生ビールなら飲める!」つまり、好きな物はむせない。という人体の不思議。また別の人は「要介護5」で食事も「全介助」の何を食べてもむせる。けれど、好きな饅頭とバナナはむせない。10時のおやつはこれに決まり!ふるえる手に持って食べている。