講演「障がい者の働く場としての介護現場 プラスアルファの効果とは」溝口弘さん

 溝口さんは滋賀県湖南市から来てくださった。知的障がい児・者の施設に勤めておられたが「障がい者の隔離収容の上にのっかって給料をもらってきた」「現在の施設の中では“ともに生きる”なんて嘘っぱちだ」と思い、退職。1981年、障がい者と共に働く会社「なんてん共働サービス」を設立。1986年に株式会社になる。障がい者生活ホーム、知的障がい者グループホームを作る。2000年に宅老所「共生舎なんてん」2003年に認知症グループホーム「わいわい」を設立。ここでも障がい者はスタッフとして働き、なくてはならない存在になっている。2007年、障がい者関係功労者内閣総理大臣表彰を受ける。