話し合い

司会者:中村大蔵氏・尼崎市特別養護老人ホーム園田苑・施設長
登壇者:園田苑職員・華子さん
   「共生舎なんてん」職員・忍者はっとり君 
   溝口弘さん・共生舎なんてん  

 華ちゃんは、養護学校高等部のときに二人で園田苑に実習に来て「働きたい」と思い、二人とも採用された。勤続11年になり、今では新入職員に「こうして〜」と指導もする。明るい性格のようだ。話し方も楽しそうだ。
 中村苑長が、華ちゃん、はっとり君に、それぞれの就職したときのいきさつ、きっかけ、どんな仕事をしているか、働いていて楽しいこと、いやなこと(「ありません」と答えておられたが...)を尋ねていく。一生懸命メモをとった。読むとそのときの華ちゃんとはっとり君の顔がよみがえる。でも再現はできない。話がきわめて個人的だからだ。是非、会場に足を運んで共感していただきたい。
 まりもちゃんの感想では「中村大蔵さんが緊張していて、どう質問したらいいか、四苦八苦だった。華ちゃんは全然緊張していなかった。あはは〜。
 質問は具体的にしたほうがいい。「抽象的思考の壁を越えられない」のが障がいだから。夜の懇親会のときに私が「華ちゃん、かわいいかばんね」と言うと「お給料で買いました」と言っていた。「働いていて、いやなことは?」と訊くよりもこのほうが答えやすい。
 中村苑長は「またこれからもこうして話す機会を作ろうか」と言われると、華ちゃんは「はい」と言っていたから、よいことだと思う。頑張ってね。
 忍者はっとり君は電車が大好きで、JRに乗って来たが「帰りは阪神電車もあるよ」と言うと、乗りたいようだった。絵も好きで、習っているので、いずれ、個展を開くだろうということだ。その時は皆で見に行ってあげよう。頑張ってね。