元の記事「認知症の増加と認認介護」朝日新聞・7月6日朝刊1面

 全国の認知症高齢者は’05年の205万人から、35年には2.2倍にあたる445万人になるという推計を厚労省研究班がまとめた。埼玉県の3.1倍を筆頭に、愛知県や大阪府でも2.5倍を超えるなど、都市部で増加が著しい。
 高齢者が高齢者の世話をするなか、すでに夫婦とも認知症になる「認認介護」の事例も出てきた。将来の人口推計からみても、独居または夫婦とも高齢者家庭の割合は確実に増える。高齢化と核家族化により、「認認介護はもっと増える」と指摘されている。