県民フォーラム

 今日は兵庫医大のフォーラムと神戸の県民フォーラムがある。兵庫医大の申し込み書をなくしたので、県民フォーラムに行って来た。
 「講演会は久しぶりだ。このごろ勉強してないので書き取れるかな?」と思いながら行ったが、内容は
良かった。
 これは兵庫県医師会主催。
 開会挨拶は兵庫県医師会会長川島先生。
 座長は豊田先生。
 基調講演は神戸学院大の教授、神戸大学名誉教授前田先生。
 パワーポイントで要旨は大きく映し出されるし、フォーラムの冊子には同じ物が載っているし、よくわかる。わかりやすいお話だった。
 講演のあとに、質問の時間があった。
 まず、開業医の先生が質問をなさった。専門的な質問だったので、私なんかが尋ねてもいいかなと思いながらも、いや、言うなら今が良い、と思って手をあげた。
「母を介護しましたが、先生のお話にあるように、本人は自分の物忘れや異常に気づいて、不安を口に出していました。早い時期からサービスを使ったおかげで、認知症の進行が緩やかであったと思います。認知症の原因では、母は持病はなかった。歯の治療は最近言われるが、目と耳を治療することも必要だと思うのでお医者さんから言って欲しい」と発言した。
 前田先生は「それは大事な情報の取り入れ口である」と肯定してくださった。
 次にお母さんを介護して、百歳になってなくなったという男性が「介護する人をケアするのが大切だ。私自身も孤独であった」と言われた。先生は「ケアワーカーがやっています」と言われた。
 確かにケアマネの業務に入っているようだ。介護者の身体と精神の健康を見ている。しかしそれだけでは不十分で、介護者の会も役にたつ。また、場合によっては、介護職員が疲弊していたり、未熟であったりして、介護者がその人たちに付き合い、育てる苦労もある。そこまで言っても仕方がない。


 次にシンポジウムに移った。
 「認知症の人と家族の会」からは、姫路市の谷村さんで、奥さんを介護しておられる。
 西宮からは甲子園地域包括支援センターの主任ケアマネさん。
 あとはお医者さん、兵庫県の高齢対策課長さん。
 ディスカッションのとき、座長の豊田先生が「たくさん来てくださった」「アンケート用紙に質問が来たの初めて」と言われたけど、そんなに満員でもなかったような…。質問も普通だった。
 でも、豊田先生のお話が良かった!熱くなった。
「かかりつけ医にお任せ下さい!」そうなんだ。私が介護していた時とは違う。時代が変わったんだ!と思った。参加して良かった。
 会場に早く着いたので、前から三列目に座った。一列目と二列目は先生方の席だったので、休憩時間にお話ができた。
「介護日記を書きました」と言って、名刺を見せた。
「言うことが大事ですよ」と言ってくださった。久次米(くじめ)先生は認知症の人と家族の会兵庫支部の会報で名前を知っていた先生だった。