「発達障害のある児童生徒への合理的配慮」  2016.1.23(土)

竹田契一先生 大阪教育大学名誉教授の講演を聞いた。竹田先生は迫力あって楽しかった。今年の4月から「障害者差別解消法」が施行される。先生の話だと「うちの子供には学ぶ権利がある。合理的配慮をしてくれ」と言うのだって。校長先生を集めてもう話はしてあるそうだ。合理的配慮をしてくれなかったら、法律違反になる。これは大変だ!
例えば、普通学級に読み書きの障害のある生徒がいて、先生の説明はわかるが書き取れない。小学校低学年なら、なんとか書き取れても、学年が上がるにつれて、書くことがついていけなくなる。高校では定期テストの時に、問題を読み上げてもらって受けたら、成績は良くなった。だから大学センター入試でも問題を読み上げてくれと申し込んだら許可された。おまけに別室で受ける、時間延長も許可された。画期的だ。
 竹田先生が楽しみなのは、次からもっと申し込む人が出るだろう。しかし、その時は、「高校では合理的配慮をしてもらって効果があったという証拠書類」がなくてはいけない。実践するのも大変だが、記録をとるのも大変だ。