「介護保険の電話相談始まる」 

6月22日 14時10分 NHK web news (市民福祉情報・オフィス・ハスカップ
 介護保険制度を利用している人たちから悩みや不安などの相談を電話で受け付ける「介護保険ホットライン」が22日から始まり、「必要なサービスを利用できない」などといった相談が相次いでいます。相談は、24日まで、午前10時から午後4時まで受け付けています。電話番号は03−3354−5180です。
 この電話相談は市民団体が毎年開いているもので、東京・新宿区の会場では、午前10時からケアマネージャーや社会福祉士が相談を受け付けています。このうち、独り暮らしの80代の女性からは「介護の必要な度合いが低く判定され、買い物に行く際の支援が受けられない」という相談が寄せられたほか、70代の女性からは「通院する際、ヘルパーに付き添ってもらうサービスに、介護保険が適用されず、経済的な負担が重い」といった悩みの声が聞かれました。
 介護保険制度は、介護報酬などを巡って議論が行われていて、来年4月から制度が見直されることになっています。
 電話相談を行っている市民団体の代表、小竹雅子さんは「必要なサービスを利用できないケースが多いうえ、今回の震災の被災者の中には介護の必要な度合いが重くなるケースも相次いでいるので、実態を把握して国に伝えていきたい」と話していました。