先日の老人クラブの講座

題は「フレイルを知ろう」

 講師は保健福祉センターの保健師さん

 資料1.「サルコペニア・フレイルを予防して健康寿命をのばそう」

   監修:飯島勝矢 東京大学高齢社会総合研究機構教授・医学博士

  *フレイルについて知ろう

   +健康寿命ってなに?…平均寿命-日常生活で介護が必要な期間   

   +フレイルってなに?…健康な状態と要介護状態の間の「虚弱状態」

    「身体的フレイル」「オーラルフレイル」

    「心理的・認知的フレイル」「社会的フレイル」

  *家族で診断してみよう   3分でわかるフレイルチェックシート

  *家族で実践!フレイル対策

 資料2.「いつまでも元気でいきいきと暮らすために 運動器を鍛えて若さを

      たもちましょう」

      監修:あいち介護予防支援センター長 津下一代

 「介護は知識と人脈」「目と耳と歯の治療」である。もちろん2枚の「名刺」

を持って行った。「認知症の人と家族の会」の会報と「ベターケア」も。

講師は資料1を使ってフレイルの説明をしたあと「ここでちょっと運動をし

てみましょう」と言われ、「コグニサイズ」をやることになった。資料1の14ページに載っているが、コグニステップとしりとりを同時にする。「グループを作ってやってください」と言われ、立ちあがってさっさとグループになる人はまれであった。普段の仲良しグループかも知れない。仲良しすぎて、座ったまましりとりだけしている人たちが多かった。高齢のために「動きたくない」と思ったかも?私は後ろの左端にいたので、前後の人が「やりましょう」と立ってきた。ステップをやってみたが、みんな、なかなかできない。暑くなってきた。しりとりも二人前の人が言った単語とその次の人の言った単語を言ってから自分の単語を言う。つまり「りんご、ごま」「りんご、ごま、まんじゅう」「ごま、まんじゅう、うし」という感じ。これも難しいらしい。

 普通、こういうのをやるなら「まず、皆さん、立って下さい」「ステップを練習しますよ」できるようになったら「ではグループを作りましょう」「しりとりをやってみましょう」「では、レベルアップ。ステップをしながら、しりとりですよ」と段階を踏む。

 母を介護していた時の講演会は、介護職と家族が対象であった。若いから「やって!」と号令がかかると、さっさとやる。にぎやかであった。老人クラブの講演会は違うね、と思った。講師に私の資料をさしあげたら喜ばれた。