「さくら会」も一歩踏み出そう

 これを読んでわかった。
 「さくら会」の足りなかったもの。
 一人の方が「困っている」と言われた。「妻が私より先に電話を取ってしまいます。親機がプルプルと鳴ると取ってしまう。『いません』と言って切ってしまう。どうしたらいいですか?」と。私が言ったのは「携帯電話を買う。本当に親しい人と必要な相手にだけ、番号を教えておいて、それで連絡を取り合う。家の電話は鳴っていても、奥さんが取ってもかまわないようにしてしまう」
 別の人が言う。「親機の音量を小さくできます。子機はご主人が持っておられるのだから、親機が鳴らずに、子機が鳴ってから取れます」その人が「どこでするのですか」と訊くと「親機の横にボタンがあります。簡単にできますよ」と回りの人も言う。会長さんが「若い人は『簡単だ』と言うけれど、我々には難しい」  
 そうなんだよ!ここで「誰か家について行ってあげて、やってあげて」と私が言ったのだが、名乗りをあげる人がいなかった。
 こういうことがボランティアなんだよ。「困った」と言ったらすぐに「私が見てあげる」とその場で言える人がいる。ボランティアセンターに登録して審査を受けて合格して、利用したい日を申し込んで、やっと派遣させるようなのでは足りない。すぐに「よっしゃ」と来てくれる人。
 「便利屋を頼め」なんて言わないで「行くよ」と来てくれる人。 
 私にはちょっとゆとりがなくてごめんね。
 でも「紫陽花の会」でカバーできる範囲内なら行けるよ。「さくら会」も「すぐやる部隊」を作れ!