オルゴールのおじ様

 木製の箱の上にオルゴール。なんと40万円なのだ。高いのは手作りだから。
それをなぜか、私の隣のテーブルに乗せて話が始まる。「気」頭の上から足まで指でたたいて刺激を与え「気」を通す。「一日5分でできますから、やってみてください」
 オルゴールの演奏が始まる。柔らかい音。何度も何度も繰り返し...眠い...からだが動かない...でも、音は聞こえる。目を開けると、他の人は先生(おじ様)を見習って体操している?目を開けると「この箱の上に手を載せると...」うん?響くの?「ここに頭をつけてみて」と言われ、とっさに動けない...思わず、トイレに逃げた。そう、とっさに逃げるのが私の「本能」なので、なんか、「本能的な恐怖」ね。この時は「理性」が働いていなかった。それだけ「リラックス」していたかも知れない...「会」が終わってからおわびに行った。「体は寝ているのですが、音だけが繰り返し聞こえているんです」と言うと、おじ様は「2回繰り返したら眠れます」そういうもんかな?
 う、ばあちゃんにカラオケを聞かせ、手拍子をさせるから、興奮するのだ。わかった!癒しの音楽だ。寝る前は、ゆるやかに流れる音で、精神の緊張を解けばいいんだ!これはいいヒントかも知れない。