何よ？ 急に我に帰ったんかい？ 「ななくさ行き」と言って、着替えてトイレに行く。手さげを開けて見て「なんにも入ってへんで。持って行かんでええんか？」と言う。「ハンカチは？」と言うと「これ」と見せてくる。「ちり紙は？」と言うと「？」わからない…

今日からまた月曜までのステイだ。 ばあちゃんは６時半にトイレに来た。「わからへん」と言うので「寝なさい」と言って、また部屋に行かせた。 ８時になったので、起こしに行く。「起きなさい」と言うと「どないするのん」と訊く。目先のことだけ指示する。…

今日から、名塩の秋祭だ。同級生が来る。京都に住んでいるから「有名な祭が数あるじゃないの」と、私が言うと「いや、祭は田舎のふるさとの祭に限る」と言う。毎年来る。今年は友達と来た。 野菜と菊を取ってあげた。「柿が欲しい。枝ごと欲しい。生け花にす…

宅老所のばあちゃんたちが芋掘りに来た。例の水戸藩主母子が植えて、ろくに世話もせずなのに、掘るとけっこう大きいし、色も綺麗。なんなんだ？ もともとの土が良いのだろうか？ここは、以前はおじちゃんが使っていた畝だ。牛ふん、野菜の葉、燃やした灰、な…

ばあちゃんは、パジャマのズボンの前と後ろがわからなくなったらしい。以前は、ズボンの股下の縫い目の交差点を持って、前と後ろをたしかめてからはいていた。

「昨日、ユニバーサル・パーティなる会合が旭川市で開催されました。 第1回目で、衣・食・住・旅の関係会社で企画し、私は旅の担当でした。 高齢者・障害者に元気をつける？会で、なんと２００名も集まり、今年の『つどい場さくらちゃん』のお話をさせていた…

ステイから帰ったばあちゃんが、あわてて「畑、行きます」と言う。遠くから見ていると、ばあちゃんのもんぺのポケットがふくらんでいる。はてな？何を入れているのだろう。 あとでわかった。犬を連れて畑に行く時に見たら、道端の草むらに、みかんの皮が捨て…

今日は丹波篠山の同級生の家に、黒豆をとりに行った。同級生が11人、夫同伴が３組なので夫たち３人、あるじ夫妻、その娘さん、その友達姉妹。 う！にぎやかの極み！ まず乾杯、ついで「黒豆の会」会長夫妻が準備してくれた焼肉を食べる。肉、鳥、ほたて貝、…

「読んだよ、スミからスミまで。絵がおもしろい。絵を見ると、中身がわかるよ。」 それはそれは、ありがとうございます。「皆が上手やったら、絵描きは要らない」と言われているのですもの、上手にはなりませんが、おもしろくはなったかも？ 画伯、つづき「…

「旅日記をありがとうございました。去年の旅の楽しさを思いだしました。」 それはよかったです。今年もとても楽しかったです。来年はまたご一緒できるといいですね。って、あれ？私、また行く気かな？今年でも「また、行くの？」と言われているのに！

このところ、晴天が長続きしない。夏のように暑い日があるかと思えば、また雨だ。 あすは、丹波篠山の同級生の家に黒豆取りに行く。私は第１回目に行ってから、行けなかった。うちの町の秋祭に同級生が来たり、家に芋掘り客が来たりしたからだ。明日は雨もや…

今日からステイなのだが、今日は家族の送りとなる。迎えには何度も行ったし 行けば中の様子がわかる。送って行くのは初めてだ。デイサービスでもなく、診療所でもなく、ステイの事務室に歩いて行くのは初めてだ。覚えてしまって、どんどん行くようになったら…

「北海道の旅日記を拝見し、すももさんの精力的な動きがわかりました。普通でしたら、寡黙でただただメモを続けないと、とても書けないな、と思うのですが。もしかして、旅行の楽しみも半減したのかな．．と心配です。 今回、同期？の方とご一緒でき、今度は…

[たたかうおばあちゃん 北海道の旅」の感想がくるようになった。これは同級生 「読ませていただきました。 いつもすももちゃんのパワーには驚いていますが、頭が下がります。 たまの旅行はのんびり楽しみたい私は、人様のお世話まで到底力が及 びません。そ…

申し出が私の思いと違っていたとき、めげるのはなんでやろ？ たとえば「いつでも電話してね。手伝いに来るから」と言う人に「『たたかうおばあちゃん』できたから、取りに来て」とファックスすると、すぐに電話がきたが「また連絡する」と言って、そのまま．…

それで思い出した。もうずいぶん前のことで、何時かは思い出せないが、郵便局に行った時のこと。私は名塩の真ん中の郵便局に行くために、国道で信号待ちをしていた。信号が青になったので、渡り始めた、ふと、右横を見ると、ニホンザルが渡って行く。それが…

ＪＡの職員が、足型を返しに来てくれた。 小さい物は「タヌキだ」「犬だ」「猫だ」といろいろ説が出たそうだ。猫？ 一番奥の田んぼだから、違うと思うよ。タヌキかも知れないね。 長いものは「鳥だろう」と言う。「ニワトリと違いますか、と言ってます」と言…

昨日のうちに予約しておいて、診療所から直行で行った。迎えに来てくれたのは夫だが、もうわからないらしい。ま、いいか。 おとなしくやってもらって、３０分ぐらいで綺麗になった。

朝ご飯のあと「診療所に行きます」メモを見せる。着替える。外で待っているので「行くよ」と言うと「どこ行くのん？」「診療所やで」「 行ったことあるか？知らんわ」と言う。私もデイの主任のまねをして「そうや。初めてやで」と言って、畑まで来た。診療所…

お風呂のあと、ばあちゃんはテレビをつけている。そのまま寝てしまうんじゃないかな？ 突然、ばあちゃんが怒ってきた。「あれは、なんどいな？」「なに？見てあげるから、一緒に行こう」と言って、部屋に行く。こんなときは、テンションをあげないように静か…

私が畑に行こうと、犬を連れて出たら、ばあちゃんがお世話になっている特養にボランティアに行っている人が来た。今日も行くのだ。ほんとうにまめに行ってくれている。帰りに畑で会おうと約束をした。 昼前に「ばあちゃん、昼だから帰ろう。ご飯よ」と言うと…

昨日は「もう寝ます」と言って、ケアマネさんの月例家庭訪問の途中で寝てしまった。こんなとこは珍しい。 ケアマネさんに言った。「いつまでも地域で、には同感で、そうしたいと思います。でも、もうあかん、お手上げ、家ではみられないとなったら、入れて下…

今朝の第一声。７時だ。一番ややこしい時間だ。トイレに行ったあと、また寝かせた。見ると、ふとんの中で起きているけれど、ね。昨日は、普段着のまま、寝てしまって、着替える必要がない。 次に起きてきたときは、だいぶテンションがさがっていて、洗顔もお…

４時半にケアマネさんが来られた。「ばあちゃんが、一日、ブルーだったそうです」と言って、１２月の申し込みについて話していたら、ばあちゃんが起きてきた。「おいで」と言って、応接間に呼んで、お茶とお菓子を取りに行った。 ばあちゃんは「あきまへんわ…

デイからの帰り、主任が「今日は一日、ブルーでした。お食事だけでした」と言われた。つまり、一日、ぷんぷんだったのだ。 「これ、干しといて」と言いながら、ばあちゃんがバスタオルを持って歩いて来たが、着替えるつもりでズボンを脱いで、パンツだけの格…

ぐづつき天気の３連休が終わり、またデイサービスだ。ばあちゃんはなかなか起きてこない。８時になって、起こしに行った。 「起きて何すんのん？」と言う。まともに返事をしても理解できない。「服を着るの」と言って、出して見せた。着替えて廊下に来たから…

犬のマロンちゃんは、飼い主である「ママ」がいないと、泣いたり、そわそわしたり、御飯を食べなかったり、下痢になったり．．．お医者さんに行くと、ついた病名が「分離不安症」 病気は人間並だ。うふっ！

夫が言うには、ばあちゃんは前に夫の部屋に置いていた小さいパンを、みつけて「それ、食べてもよろしいか？」と言って、１つもらったのだ。 今日は、ばあちゃんが夫の部屋に入って、おやつをみつけるかどうか、実験してみたのだと言う。おやつの入れ物の上に…

私が外に出ると、ばあちゃんがベランダの狭いすきまにしゃがんでいる。私は下から「こらー！ おしっこするな！」と言うと、聞こえたらしい。立って、パンツをあげながら「何もしてません！」と言う。「パンツ、おろして、何もしてませんは、ないだろ？」と言…

午後もまた雨にふられた。「ばあちゃん、今日は雨で服がぬれたの、２回目やで。今度、ぬれたら、もう着る服、ないよ」 それでも、ふらふらと出て行く。行きがけに「行くな！」と止めると、かわりの早いばあちゃんは、玄関の球根に目をつけた。「これ、何や？…