ばあちゃんがデイに行ったら、パソコンをするぞと思い、８時半ごろに応接間の温風ヒーターをつけた。温度表示は２度だ。冷蔵庫よりも寒い。洗濯物を干してから、また見ると、６度まであがるのに、３０分かかった。 昨日も寒くて、午後３時に洗濯物を階下のガ…

ばあちゃんはお風呂の入り方を忘れたわけではないらしいが、ちっともあがってこない。「あがり」と言うと「しんどい」と言う。「しんどいなら、あがれ」でしょ。 背中をかいているらしい。一時期、綺麗になっていた背中がまたがさがさだ。かゆいのかな？寝て…

丹波篠山の黒豆の夫妻が来た。黒豆・青豆・大豆を持って来てくれた。 ばあちゃんは「大きいなぁ」と言う。わかっているわけではない。「青豆より、黒豆が大きい」と言う意味らしいのだ。「うちの黒豆よりも、丹波の黒豆が大きい」と言ってほめてあげなければ…

私がちょっと外へ出ると、探しに来る。「ねえちゃん、おらへんか？」と夫に訊いて「誰のことや？」としかられていた。「娘は忘れたんか？」と言われていた。「ねえちゃん」と呼ばれるのは、姪であったり、近所の若いお嫁さんだったりで、確かに娘ではない。…

干し柿を作ったとき、熟したのがあったので、家に持って帰っていた。ばあちゃんに食べさせようと思い、お皿に乗せてわたした。じっと見ている。「こうやって、皮をむく」とやって見せる。薄い皮は手でむけるのだ。「こんなん、食べたことないから、わかりま…

起きたら雪が積もっていた。息子はバスで出勤した。 夫はトラックで法事に行く。ばあちゃんの姉さんの４９日だ。神戸から来た甥達が、雪で走れず、遅れて来たそうだ。

帰っても、ばあちゃんの部屋は寒いので、台所に入った。上着をぬいで、キルティングの服を着せた。家にいるときは、ばあちゃんの手編みのセーター・チョッキを重ね着して、キルティングの上着、下もキルティングのズボンだ。外へ出る時は上着をもう１枚、な…

ばあちゃんはステイだ。今日の夕食まで預かってもらっている。夫の車でばあちゃんを迎えに行く。 ６時に着いたら、食堂で晩ご飯を食べていた。ばあちゃんは３つめのテーブルだったか、こちらを向いているので、よく見えた。懸命に箸を動かしている。車から見…

さくら会に入ったのが去年の１月。もらった会報には前月のクリスマス会の写真がのっていた。ごちそう、司会のまるちゃんの赤いベスト、歌と出し物、会長さんからプレゼントのクリスマスケーキ、だった。 今年、初めて参加する。夏祭りのごちそうが足りなくな…

昨日から、舌の先が痛い。歯の裏にあたるからかなあと思っていた。鏡で見ると、先に水泡ができていた。 今朝はその水泡がこわれていた。弟にメールを送る。歯医者さんだから、お口のトラブルはまず相談。 「同じことが繰り返しおこれば要注意です。１回きり…

もう一月も前、バスを待っていたら偶然出会った人のこと。家が離れているので、ふだん出会うことがない。私よりもずっと若い。 私が「ばあちゃんがぼけて、ね。ぼけっぷり日記、読む？」と言うと、「うん、読む、読む」と言う。私は知り合いの誰にでも、言う…

喪中葉書が来る。もう３０枚近い。毎年、年賀状を１５０枚買っていたが、去年は足りなくなり、今年は２００枚買った。１５０枚出して、３０枚も喪中では、確率が高すぎるではないか。多いのは親の死だ。「そういう年になってきたのよ」と友達は言う。 「たた…

今日は寒い。デイサービスには行かない日。 朝ご飯のあと、ばあちゃんをこたつに入れていたが、スィッチがわからないので困る。コードの途中にある手元スィッチがみつけられない。四角のこたつの右の辺にあるのだが、布団の下にもぐってしまうらしい。何度も…

ばあちゃんは２時半ごろ、外へ行こうとしていた。「長靴をはき」と言うと「怒られるからいかへん」と言う。「長靴をはかへんから怒られる」と言って「どうせ、今から夕方までじっとしておられへんでしょ。行きたいなら今のうちに行って、早く帰り」と、無理…

トイレに行くと、マットの上にこぼしたあとがある。あわてて来ても、間に合わないのかな？「部屋のお便所、これよ。ここでしなさい」とポータブルを教えた。「今朝みたいに、ゴミ箱でおしっこ、したらだめよ。汚いから、ゴミ箱、捨てたよ」と言うと、考えて…

今朝はばあちゃんが８時過ぎに起きてきた。トイレが終わるのを待って、服を着せて、お経に行かせ、ご飯にした。上手に食べて、入れ歯も洗い、薬も飲んだ。新聞と「次回のお知らせメモ」で「ななくさ行き」を確認し、着替えがすんだら、ほどなくして迎えの車…

ステイが４泊で逆戻り。昨夜は何回、トイレに来ただろう？部屋に置いたポータブルはすっかり忘れてしまったらしい。それでも、今朝はパンツを干していなかった。 が、午後、ばあちゃんのいない部屋をのぞいてびっくり！ゴミ箱でおしっこ！だった。捨てに行く…

ケアマネさんが来られたとき、ばあちゃんは寝ていた。実は、ステイから帰ったとき「畑、行きます」と言うのを「寒いから、やめとき」と止めたのだ。ばあちゃんは退屈して、こたつにもぐって寝ていた。 途中で起きてきて応接間に来ると「もう、こない、年とっ…

ばあちゃんが帰ってきた。担当スタッフが「ばあちゃんは、１〜２を争う人気者ですよ」と言われる。「えっ？」と言うと「おもしろいし、ね。職員には人気があるんですよ」？おべんちゃら、健在？

年末になるので、仏壇のお掃除をたのんだ。経机を収納している箱の下にしいている新聞は、１９８６年だった。仏壇を買って、もうすぐ２０年になるわけか。塗りも金箔も上等なので、全く傷んでいないそうだ。みがいてもらうと、つやつやぴかぴかになった。 仏…

防災・防火は地域でとりくむことだ。 このごろ、子供が被害にあう事件が多い。人を殺したら「死刑」だ、と私は思う。短い刑期で舞い戻って来てもらっては困る。性犯罪など犯したやつが、そう簡単に改心するとは思えない。（偏見だ、と言わないでほしい）また…

今日は市内一斉大掃除、名づけて「クリーン作戦」を自治会ごとに行なう。 掃除のあとは、消防訓練だ。消防士さんが３人来てくださって、防火の話を聞き、てんぷら油が過熱して出火したときの消火をする。てんぷら油を入れた鍋を３連のプロパンガスこんろにか…

ナショナルショップの冬のセールに行った。プレゼントの「くまのプーさん ミニケット」にひかれたのだ。あはは。 冬晴れだ。清荒神にお参りに行った。新年から使う「かみのしき」を買った。お店の奥さんが親切なのだ。奥さんといっても、かなり高齢で、電気…

江川 晴著 小学館文庫 ２００６年１月１日 これは江川さんがご主人を看護された体験をもとに書かれた小説だ。看護師さんなのでいろいろ勉強になる。

今日は朝から黒田裕子さんの講演会に行った。 例によって、販売コーナーができていた。記念切手がたくさんある。コレクションを寄付したのか、いろいろなシートで、模様が皆違う。５０円を４枚貼れば「たたかうおばあちゃん」が１冊送れる。２０枚つづりを１…

朝、起きて手を洗うとき、ぴ！ おなかにきた。うーん、これ、筋肉痛？ １０年も前、ＰＴＡの委員をしていた時、私より若い人がぎっくり腰になった。なおったあとで体験談を聞いた。校長先生が「私、まだぎっくり腰になったことがないの。教えて」と言われた…

なのにまた質問する。「ばあちゃんはデイとステイの利用が増えて、もはや、私を娘と認識しなくなったのです。それなら、預けてしまえと言われる。これから、ばあちゃんがどうなっていくのか、のイメージが描けなくて、今、悩んでいるところです」 黒田さんは…

まるちゃんの紹介によれば「黒田さんは兵庫のジャンヌ・ダルク」だ。 もらった「プロフィール」には「島根県生まれ。ＮＰＯ法人阪神高齢者・障害者ネットワーク理事長。平成１６年５月朝日社会福祉賞受賞」とある。 兵庫医科大学の看護師長をしておられたと…

朝は元気だったので、ご飯のあと、よそ行きに着替えていたら、ステイの「お迎えに行きます」の電話があった。なおってよかった。講演会もあるし、ね。 行ってくれたので、家でごそごそしていたら、時間がすぐにたつ。講演に行きたくなくなってきた。

ばあちゃんは賢い！ちゃんと寝ている、と思って部屋を見に行かなかった。 １時過ぎ、台所にいたら玄関が開く音がする。見ると、ばあちゃんが帰って来た。パジャマの上にうわっぱりを着ている。足には長靴をはいている。帽子・手袋は無し。だって目につく場所…