2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「もの申す」家族はほとんどが西宮市さくら会「つどい場さくらちゃん」

まるちゃんが「現在、介護中の家族の人、手をあげて」と訊く。一人以外は「西宮市認知症介護者の会さくら会」(つどい場さくらちゃんにも集う)一人が隣りの市の人だった。そうだよね。はるばる日本海や姫路からやってきてくれたのは、プロの人たちだ。 家族…

午後は第4分科会「家族がもの申す介護」

司会はまるちゃん、「何でも言って」と言う。 最初に中迎聡子(なかむかいさとこ)さんが話す。この人は若い、まだ30歳そこそこ。特養で勤務したあと、宅老所「いろ葉」を設立したそうだ。そこの利用者のおじいちゃんの例を話してくれた。なかなかすさまじ…

ケアマネ君は?いずこ

ところで狭い室内、満員だ。3人がけのテーブルが横に3列、縦に...数えられない。遅れて行った私達は、左右の壁際の補助席だ。 今日のフォーラムの「報告集」の最後に参加者名簿がある。「連絡会」の会員と非会員の一般参加者が64名だ。私の名前もある…

小規模地域ケア交流フォーラム 

フォーラムに行った。主催者は兵庫県宅老所・グループホーム・グループハウス連絡会だ。 久しぶりに神戸三宮に行った。阪急三宮で降り、スーパーでお弁当を買う。東に出ると、阪急六甲行き市バスが来た。懐かしさが込み上げる。学生時代、大学を抜け出して乗…

前後するが、分科会から全体会に移動するとき、入り口に売店が出ていた。売り子さんは?「あ、講師の下村恵美子さんですね。『あれは自分ではなかったか グループホーム虐待致死事件を考える』下村さん、高口光子さん、三好春樹先生の著ですか。私は三好さん…

ステイ

ばあちゃんは今日からステイ。明日、フォーラムに行くためにお願いをして、私はコピーに行く。

「いつも心の中にいる」

大阪教育大学附属池田小学校。私の母校ではないけれど、いつも電車で見かける「後輩」みたいなもので、かわいいと思っていた。「2年生の時に殺された7人の児童も共に卒業した」とニュースで聞いた。 一人のお母さんが、いつも何かあるたびに連絡をくれる先…

放火

このごろ火事が多い。というより、どうしてこんなに火事で人が死ぬんだろう。 今朝もテレビで「放火」事件のその後を伝えていた。福祉施設で働いている女性が自宅で母親を介護していた。母親は何年も寝たきりだったという。放火をすれば母親は逃げられないの…

墓参り

昼から「ばあちゃん、墓参りに行くよ」というと「は、おたの申します」と言う。私が玄関の鍵をかけて犬を連れて来る間は、玄関の階段で待っていた。犬と一緒に歩く。 墓は国道を見下ろす小高い丘の上にある。私が先に墓に着いた。犬を柱につないでうちの墓に…

メモ3段階 それでも...やってられん

今朝はメモを「3月19日(日)ななくさは休み 行かない 迎えに来ない」まで書いた。 それでも、11時になると、それを握ってうろうろしている。冷蔵庫に顔を突っこんでおかずを食べている。「こら!」と言うと「食べてへん」と言う。もう、ほとほと、あい…

本能

昼休みに薬やさんが来た。奈良から来る「置き薬やさん」だ。「たたかうおばあちゃん」の話をしていると「うちのばあちゃんは『デイサービスに行き』と言ってもあかん。『行ってもしゃあない』言うねん」と言う。あ、外に出て行くのが好きではないタイプか。 …

「土曜日は休み」

今朝は、ばあちゃんに新聞の日付を読ませて「3月18日(土)ななくさは休み」のメモを書いた。昼間ではそのメモをにらんで、こたつにいた。 午後はあかん。「迎えに来る」と言いながら出て行く。雨だったのに、傘をさして門のところにたたずんでいる。手に…

椎茸

布団がずれたのでなおしていると、毛布の上から椎茸の切れ端が出てきた。傘の八等分ぐらいか?生だぜ。冷蔵庫の野菜室を見ると、椎茸を入れたビニール小袋がべたべただ。ジャムをなめた手で触ったということだ。ばあちゃんに筆談する。「椎茸の生も食うの?…

菊が来た。黄色の小菊の10本くくりが20束、沖縄から飛行機に乗って来た。彼岸の墓参りに間に合う。早速近所に配った。「たたかうおばあちゃん」をつけて「読んでください」と言いながらまわった。 隣りの田んぼの主が「ばあちゃん、田んぼに行く時に会う…

オーバーアクション

診療所の待合ベンチで見ていると、ずいぶんにぎやかな人が来た。大きな声で歌を歌う。車椅子に座ったきりだが、若いのか、年をとっているのか、さっぱりわからない人だ。老人ホームだけでなく、障がい者の施設もあるからいろいろな年齢の人が受診に来る。 歌…

むくみ

ばあちゃんを連れて診療所に診察に行く日がとれなくて、私が薬をもらいに行き問診を受けた。先生に「足がむくみませんか」と尋ねられた。「そう言えば、ステイから帰った日に、お風呂上りのばあちゃんの足がむくんでいました」と言うと「心臓も長く使ってい…

俳句

句会に行った。新しいメンバーが来た。

コピー

「たたかうおばあちゃん 36号」をコピーしに行った。

卓話

夫が所属しているロータリークラブの例会でスピーチをさせてもらった。夫のような、農業で食べられないような消えゆく者が入れていただける団体ではないのだけれど、それはさておいて、皆、誠実に自分の仕事に励み、それを人類の平和と社会奉仕につなごうと…

つまった

今朝はゆとりを持ってばあちゃんを起こしたつもりなのに、ご飯がつまった。くーっとおかしな音がする。食べるのを中止し、もちろん水が危ないので飲ませずに様子を見ていた。 ずっと以前はご飯を食べ、おかずを食べ、お茶を飲んで流し込もうとして、よくのど…

「認知症の母と暮らす」

認知症の母と暮らす 長年農業をしてきた母が「おかしい」と気づいたのは、80歳を過ぎたころで、それは「野菜の苗を植える間隔が狭くなった」ということでした。植えても収穫しなくなり、野菜の種類に興味がなくなり、ついに草引きにのみ執念を燃やすように…

パンパース

今朝、ばあちゃんはパンツをはいていない。おしっこが出て、目が覚めて、ぬれたパンツは干して...問題はそのあとだ。押入れの行李から乾いたパンツを出してはけばよいのだが、それはもう忘れたらしい。パンツなしのパッチのまま、パジャマズボンをはいて…

時計

ばあちゃんに時計を買ってやった。腕時計はとっくに取り上げたし、柱時計は何度合わせても、時刻が合わなくなり廃棄した。目覚まし時計を持って来て、ばあちゃんのこたつテーブルに置いてみたが、文字盤が丸くないと、4時半と5時半の区別がつかない。たま…

「昼ご飯」

昨夜は「寝ない」ばあちゃんがやって来た。何回も台所に来る。もちろん、いつまでも起きてだらだら台所にいる私達夫婦が悪いには違いないのだけれど... 最後は12時半に来た。「昼ご飯 食べまへんのんか?」と言う。「ばあちゃん、今、夜や。真っ暗や。…

ばあちゃんのショートステイの歴史「家族がもの申す介護」つづき

*最初は書いたとおり、1回限り *時間をおいて、仕切りなおし、月に1回から定期的に利用・・・デイに行き「今日は用事があるので、泊まってきてください」と書いたメモを渡して、そのままステイに移動するという手を使った。ある時「ばあちゃんが『帰る』…

ばあちゃんのデイサービスの歴史「家族がもの申す介護」

*最初の週1回のころ・・・連絡帳に「ご飯をだすと『ご馳走やなぁ』お風呂に入ると「ええ湯やなぁ』と言ってくださいます」とあった。「『こんなとこ、初めて来たわ』と言われます。先週の利用のことは忘れています」と続く。私が、家でのばあちゃんの様子…

お医者さんというのは...「家族がもの申す介護」つづき

*小澤勲さん・・・講演を聞いてとてもよくわかった。まり子さんがお母さんに忘れられた例で、1年たってお母さんは「近頃、まり子、帰らないわね」と言う。小澤先生は「まり子さんから受けた心の傷が癒えるのに1年かかっているのです。ましてプロの我々は…

忘れられないスタッフとの出会い「家族がもの申す介護」つづき

*認定調査員さん・・・ ばあちゃんが最初に介護保険のお世話になったのは、市役所の面接の担当者だ。電話で「認定してほしい」と言うと訪問してくださった。私がよほど思いつめた顔をしていたのだろう。「先に二人でお話を聞きましょう」と言われて「ばあち…

今朝は「畑」バージョン

元気が余っているばあちゃんは6時半に目が覚めて、靴下を探している。ベッドの左の障子を開けて「外は雪。もっと寝て」と3回、寝かせた。7時になると台所に来たので「8時まで寝て」と言うと5分おきに5回来た。最後に「洗濯物を干したら、呼びに行くか…

夜は寝ないし...

そんなこんなで、昨日は落ち着かないばあちゃんであった。家に入ってからも、うろうろ。 私に「誰もおってやない」と言う。私がいるのは、何なんや?私が夫と話していると「誰もおってやない」と言う。「ここにお父ちゃんがいるから、おとうちゃんに訊いてみ…